アオノート

備忘録

気持ちを切り替えるために 〜認知療法を理解する〜

うつ病特有の考え方「不定的認知の三徴」

・自分自身に対して

  「自分はダメな人間なんだ」

・周囲との関係に対して

  「きっとみんなに嫌われてる」

・将来に対して

  「これから先いい事なんてあるワケない」

 

うつ病のときは考え方が極端に悲観的になるが、本人のせいではなく病気のせい。

 

心の悪循環(考え方や行動の悪循環)

例)友達にメールを送って返事がなかったとき

→「自分は嫌われたんだ」と悲観的になり、引きこもる。

 

認知(喪失)

気分(うつ)

行動(引きこもり、孤立)

 

例)友達は怒っているんだ

→不安になり避けるようになる。

 

認知(危険)

気分(不安)

行動(回避)

 

不安は「危険」という認知と関係している。

危険を現実以上に過大評価し、自分の力や周りからの支援を過小評価すると、不安はより強くなる。

 

例)すぐに返事をよこさないなんて酷い人だ。

→腹が立ち、攻撃的になる。

 

認知(不当)

気分(怒り)

行動(攻撃)

 

3つの例は全て同じ「事実」から生まれたものなのに、いつの間にか自分の心の中で違ったストーリーを創り上げていた。

 

このように、気持ちが動揺したときに頭の中に瞬間的に浮かんでいる考え方やイメージを「自動思考」と呼ぶ。